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ETUDEBOOK

ぬくもり2014.02.03

【お題】Special Thanks!!
お鍋
提供者:★けんとママ★さんさん
提供者:もっクンさんさん
ファインダー
提供者:ペコ☆さんさん

〈部屋〉

「ただいま」

「おかえり」

「あー疲れた」

「お疲れ様。最近いつも遅いね」

「あー」

「11時よ?もうちょっと早く帰って来れないの?」

「無理無理」

「でもさ、帰る前に連絡くれたっていいじゃん…」

「飯は?」

「まだ…」

「何で?」

「だって…」

「チェッ!」

「ちょっと!どこ行くの…」

「フロ!」

「はあ…」


 

〈風呂〉

「はあー。やっぱ気持ちいいな、一日の疲れが洗い流されるっていうかなんというか、あー癒される。んー今日も頑張ったなー俺。お疲れさん。にしてもあいつ何で飯作ってねえの?意味わかんねえじゃん。ああ、イライラすんなぁ!ほんとわかってねえんだからよ。まあまあまあ、風呂上がりビールでも飲んで忘れよう。優しいな俺。うん。よーし!もうちょっと浸かってビール飲もうビール!」
 

〈部屋〉

「ぷはーうまい!」

「長かったね、お風呂」

「ああ…て何これ!?」

「今日のために準備してたんだ、お鍋

「何でわざわざ?ってお前も飯まだだったの?」

「うん。だって今日記念日じゃん。」

「え?ああ、そうだけどさ、食べとけよ!てかもうすぐ終わんじゃん…」

「だから早く帰って来て欲しかったの!」

「…」

「さあ、早く食べよ!あっ、まずは乾杯か、ちょっと待ってて!」

「…」

「乾杯!」

「かんぱい…」

「良かった、間に合って!さあ、食べて食べて!」

「ありがとう…」

「どう?美味しい?」

「うん、うまい。」

「本当?良かったー!そうだ、写真撮ろうよ、写真。」

「写真?」

「記念日なんだし、たまにはいいでしょ。」

「ん…」

「じゃあ撮るよ…ってあれ?これ何かおかしいよ?あれ?えーと…タイマーは…」

「貸して!」

「うん。」

「お前、機械おんちなんだから無理すんなよ。それにこっちのほうだと影になるから…の方に行って。」

「…」

「ほら早く、12時過ぎるぞ!」

「うん!」

「んじゃ、撮るよ。」

「はい。」


 

パシャッ


 

その時ファインダーから見えたあいつの笑顔は、今も俺の宝物。

こんななんでもない日常であいつの愛を感じるなんて…俺の疲れを一番癒してくれるのはあいつだったんだな…

 

END